2023.10.18

GⅠ福岡を終えて

tomohiro

【GⅠ福岡チャンピオンカップ】たくさんの応援ありがとうございました‼︎

初日の選手紹介式から最終日の優勝戦インタビューまで、たくさんの方が本場まで足を運んでいただき、温かいご声援本当にありがとうございました！もちろん水面際でも手を振っていただいたり、それぞれの選手のタオルを掲げていただいているのも見えますし、気持ちの面でとても励みになります！（自分にではないとわ分かっても勝手に思い込んでます。笑）ありがたい限りです…。

ということで、今回は仕事【ボートレース】についての投稿をしてみようと思います(^_^)

今回はなんと！勝率No.１のエンジンを抽選で引くことができ、前検日（初日レースの前の日に受付、準備をする日）から気分よくワクワクしながらスタートすることが出来ました。

ボートレースのボートやエンジンはレース場の持ち物で、大会ごとに毎回、前検日にボートとエンジンを抽選して割り振られたものを１節間お借りして、各々自分好みにエンジン整備やプロペラの調整をしてレースへ臨んでいます。

そしてボートやエンジンの使用期間は１年間あるので、いろんな方の選手が乗り継いでいくことで、それぞれのボートやエンジンに勝率がでてきて更新されていきます。なので基本的に良いエンジンになればなるほど勝率が高くなり、逆にあまり活躍できていないエンジンは勝率が低くなります…。

この良し悪しが選手からすると、かなり気になるポイントになるので、前検日のエンジン、ボート抽選の時間は毎回ドキドキしますし、いちばん気合が入ってるかもしれませんね。笑

そして今回のレースで５０人程いる選手の中でNo.１のエンジンを引き当てることができ、さらにボートの勝率も良いものを引けた自分は、気分的に最高のスタートを切れたわけです☺️

一般的によく使われる勝率は、２連対率と言われるもので、ボートレースでは６艇で競走するのでその中で１、２着に入る率のことです。今回引き当てたエンジンの２連対率は、なんと５０％を超えていたので、単純に２走に１回は１、２着に絡んでいるというボートレースでは驚異的な数字のものでした。（通常４０％以上あればかなり期待大です）

そのおかげもあり、なんとか優勝戦に進むことが出来ましたし準優勝🥈することが出来ました。レースの流れも展開もとても良い１節間でした。

福岡ボートレース場は全国２４レース場ある中でも特殊なレース場のひとつで、１マーク側のレースコースが外の海の航路に飛び出したような形をしているため、船が通ったり、外海が荒れているとそのウネリが直接レースコース内に入り、小さなボートに乗っている自分達にはすごい影響があり、しかもそのウネリは分かりにくく実際に行ってみないとわからないので、恐怖感もあります。

なので、１マーク側での転覆などの事故がとても多いレース場で、今節も水面状況が悪い日が続き事故も多かった印象でした。しかし選手はそのウネリにビビっているわけにもいかないですし、どんな状況でも乗りこなしてこそ面白いレースを提供するのが自分達プロのレーサーですね。と言いつつ…実際はビビってしまうこともありますし、レース直前に『船が通りますので、水面が落ち着くのを少し待ちます』と言われたりすることもあるので、内心「マジか…😱」とめちゃめちゃドキドキしてます。でもレースが始まってしまえばアドレナリンのせいか、心を決めて全力でレースをしています。

そして今回走ってみて改めて感じたことは、パワーがあるエンジンに乗っているとそのウネリに負けることなく、ウネリを乗り越えてくれるんだなと思いました。前回８月もSG競走を走らせていただき、良いエンジンを引かせていただいた時も同じようにウネリをあまり気にすることなくレースができました。

そう考えると、事故防止のためにエンジンの出力を以前より抑えてきている現行エンジンは、果たして本当に事故防止につながっているのか…？と疑問もあり個人的には逆に事故が増えているようにも感じますね…。

話がそれてしまいましたが、今回の福岡G1を走らせていただいて自分にとって福岡はなんだかとても相性がいいレース場なのかなと思いました。もちろんウネリがあったり荒れている水面は嫌いですが…。結論！いいエンジンを引けば問題なし！ってことなんですが、そんな世の中甘くありませんね…。😆

そして今回の準優勝で賞金の上積みもでき、目標のひとつ年末に行われるグランプリ🏆【１億円を懸けたレース】に一歩近づけたのも良かったです。