2023.10.05

グッズ販売【vol.2】

tomohiro

みなさんこんにちは、ボートレーサーの深谷知博です！

私ごとですが、自分はボートレーサーを二十歳からさせていただいてまして、今年で15年になります。そして2020年に行われた『SGボートレースダービー』という大会で、自身初となるSG競争（ボートレースで1番大きなタイトルのひとつ）を優勝させて頂くことが出来ました。

※優勝ゴール後にピットに帰ると、同支部の先輩選手が迎えてくれました。徳増さん（右）と菊地さん（左）

その時に優勝の記念品として、オリジナルのTシャツを作り、配らせていただくことがあったのですが、そのTシャツが想像以上にたくさんの方に喜んでいただけたので、その事が単純に嬉しくてグッズ作りに興味が湧き始めたのと同時に、このようなグッズを販売出来たら、その資金を利用してさらに多くの方が喜んで楽しめる面白いことが出来ないかなあ•••。とその時から考えるようになりました。

なので、またこのように記念グッズを作るためにももう一度タイトルを獲りたいなと、仕事に新たな目的意識も加わり、仕事の励みにもつながりました。

そのようにして考えていると不思議なもので、その後少しした頃に、自分が求めている様な方と出会いがあったり、突然知人からの紹介があったりと、出会いが増えていくようになりました。

いろんな方とお話しする機会も増え、刺激をいただいたり勉強させていただく中で興味の幅も広がり、そして、以前はあまり読書をすことがなかった自分が自ら書店に寄るようになり、気になったりお勧めされる本があればすぐにネットでも探して、本を読む機会がすごく増えました。

ほとんど本を読むことがなかった自分が、今では必ずレース場へ２〜３冊の本を持っていき、宿舎での自由時間に読書している毎日です。ただ読むのは遅いので冊数は少ないのですが、今まで出会った本の中でお勧めしたいと思う作品もあるのでいつかブログでも紹介していきたいなと思ってます。

そうして読んできた本の中で、自分のやろうとしている事に関係があり、とても心に響いた本がありました。

《ウイグルジェノサイド》

この本では、東トルキスタンという国の歴史や現状を実際に住まれていた方々の話を元に生々しく綴られていて、全く無知だった自分には衝撃的すぎて、すごく考えさせられる内容でした•••。

詳細はここでは書きませんが、シンプルに説明すると、実際は中国の植民地になってしまっていて、それを経験された方や親族の方がその状況を命懸けで語っている内容でした。

今の時代にまさかと思うようなことが起こっていて、自分たちの身近なところにもその環境下でつくられているものが流通しているという事実を知った時、その上で世の中がまわっていると思うと、とても冷たく虚しい世の中だなと感じました…。と同時に自分の無知さを痛感させられました。

だからと言って、自分に何かできるのかと考えたところで何も出来ませんが、ただこれから先自分が選択していくものには責任があるなと考えるようになりました。

同じ星に生まれてきたけど、これほどまでに違う環境、人生…。改めてどれだけ自分が平和ぼけしているのか、恵まれているのか考えさせられる本でした。

まだまだ自分が知らないたくさんの問題もあることでしょう。その中で自分が今できることすべきことを自分軸で考えて行動できたらいいなと思っています。

暗い話になってしまいましたが話を戻すと、その様な本たちとの出会いもあり、自分がしたいことっていったい何だろうと考えている日々の中、おかげさまで昨年の2022年11月に行われたボートレース『SGチャレンジカップ』で、自身２度目となるSGタイトルを運よく獲らせていただくことが出来たのです。レース内容は本当にいろいろまさか！という感じでした。YouTubeに上がっていたものを添付させていただきます。

初めて見たという方もいるかもしれませんが、自分はこのような仕事をさせていただいています。ということで前回の優勝以降に考えていたグッズ作を、自分がお勧めできるものでと考え、今回は地元の方に協力していただきました。昔ながらの木桶で造っている【栄醤油】さんと掛川市の名産品のお茶【ちゃばこ】さんとコラボさせていただいて、記念グッズを作ることになりました。

どちらも使われている素材が、自然農法やオーガニックのもので、どなたにも安心して試していただけたのかなと思います。

これらのグッズはボートレース浜名湖さんや先輩レーサーでスーパースターの峰竜太さんのご理解、ご協力をいただき、レース場内やネットでの販売を手伝っていただきました。現在は【栄醤油】のデザインを新しいものにした商品を、場内で新作のグッズと共に販売させていただいています。下の写真が新作グッズのキーホルダーです！

このキーホルダーは、レース時に実際着用していた防護具（ケブラーズボン）で、有効期限が切れて使用できなくなった廃材を本人から譲っていただき、それをリサイクルして作りました。裏面は選手それぞれの希望のデザイン刺繍をしていただきました。

何度も打ち合わせして改良を重ねてできたグッズで、すごくいい感じに仕上げていただけています！！　いつも好意的に制作協力していただいている【いわた刺繍】さんには感謝の気持ちでいっぱいです…。本当にいつもありがとうございます。

今までにもたくさんの方に購入していただきました。キーホルダーは浜名湖レース場の現地での販売のため、わざわざ遠方から足を運んでいただいた方もいらっしゃるようで、申し訳ないです…。ありがとうございます。

近々これらのグッズをネットでも気軽に購入していただけるように販売サイトを製作中です！もう少々お待ちください…。いろんな選手の方にも協力していただけるように声を掛けさせていただこうと思ってます。現に少しずつ増えてます(^ ^)

そして、これらの売上による利益は、社会貢献活動などの資金として使わせていただきたいと考えています。既に今年の３月には、２月６日に起きたトルコ地震への支援金として、ボートレーサーの長嶋万記さんが活動されている法人【ZERO】を通して確実なルートで現地へ届けていただきました。このようなリアルタイムな事にも対応する資金としても活用していけたらと考えています。

長くなりましたが、今後このような活動を少しずつですが大きくできていけたらいいなと想像を膨らましてます。

最後まで読んでいただきありがとうございました！

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